此方のお品物へのお目留めとご検討を頂きまして誠にありがとうございます。
水石、希少石の亀甲石の出品になります。

此方は我が家に長く大切に保管されていた物になります。
入手の経緯は継がれたお話になりますが、昭和10年代に景色盆栽の景観用にと骨董商からかなりの高額で購入したそうで、以降は鑑賞石として大切に保管されてまいりました。
この度家中の整理と断捨離も兼ねて、家族会議を経てこの度の出品に至りました。

亀甲石につきましては委細が判りませんでしたので、以下の説明文はWikipediaから抜粋をさせて頂きました。


上野村亀甲石

群馬県多野郡上野村楢原にある国の天然記念物に指定された亀甲模様の発達した泥炭岩質の炭酸塩鉱物。
上野村楢原の神流左岸のこの場所は、通常では地層中に含まれる亀甲石が露頭に現れ、産出状態が観察可能な場所がある点が貴重であるとされ昭和13年に国の天然記念物に指定された。
ただし今日では指定地付近の露頭や山腹斜面は工事等の吹き付けにより露頭状態を確認する事はできなくなっている。


との事です。
天然記念物とありますが、亀甲石そのものが対象ではなくて産出する場所自体が天然記念物なのだそうです。
また、今では採取や採掘、露頭した石の確認は出来ないそうですので、上野村産出の亀甲石はごく僅かな個人様の所蔵以外には博物館や資料館などで見る事しか出来ないようです。
亀甲石の模様や種類、産出地も色々とあるそうですが、此方のお品物はまさしく上野村から産出された亀甲石との事で、Wikipedia等に掲載されている上野村亀甲石と同じ御石のようです。

お値付けは大変難しいのですが、当時150円くらいで、、、と言っていたそうですので、差異はあると思いますが現在の換算で15万〜100万円くらいになるようです。

入手が大変困難で非常に趣きのある御石ですので、購入者様の鑑賞用や盆栽の景色作りなどにお役に立ちましたら大変嬉しく思います。

大きさ
横幅　　　　　約13cm
奥行き　　　　約11cm
高さ　　　　　約8cm
対角　　　　　約12cm
※いずれも最大幅の所で計測しております。
また、多少の誤差はご容赦をお願い申し上げます。


ご検討を頂きました皆様方、良いご縁を結んで頂きました折には、何卒宜しくお願い申し上げます。

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