京町家の書斎に飾られておりました。
精工舎の壁掛け時計「筋硝子（すじガラス）」と言われるもののようです。

調べたところ、明治時代（？）に精工舎の高級時計として販売された座敷時計の１つで人気のある機種ではなかろうかと思われます。

この町家が大正時代建築とのことなので、この時計もいつからここに居たのでしょう。かなりの年代物であろうと思われます。

ケースは木製（けやき？）で、文字盤はホーロー製のような質感。振り子が大変ユニークで、サイドには細長いガラス窓、木地の飴色も重厚感ありです。

ゼンマイを巻いたところ動き出し、時を刻んでいます。30分のチャイムのほか、時報の数だけチャイムが鳴ります。100年以上前の時計が令和の時代に動き、チャイムを鳴らしていることにすごく浪漫を感じます。鳴り響くような鐘というよりは、少し控えめで小ぶりな鐘の音ように感じました。
オーバーホールなどは致しませんが、1週間ほど経過観察して動作の様子をみております。現在時間は合っており、チャイムも30分のものと時間の打刻も問題ありません（2024.8.30現在）

【注】

【サイズ】　
縦横:約48センチ×20センチ
奥行11㎝

テイスト...ミッドセンチュリー

主な素材...木製

表示形式...アナログ

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