40年以上前にブローした13Aロータリーエンジンから外したローターです。
一番の特徴は10A、12A、13Bより一回り大きい事です。(写真8.9左が13A、右が13Bです。比較の為の写真です。13Aのみの出品です。)

10Aエンジンが一番最初に登場し、その後、排気量を上げる為にローターを大きくしました。それが13Aです。
しかしどうにもうまくいかず、すぐに13Aはなくなってしまいました。
その後のロータリーエンジンは大きさは10Aのままハウジング幅を60→70→80mmに広げて12A、13Bと排気量があがっています。
現マツダがロータリー最初期の頃に試行錯誤しながら誕生し短命で終わった大変貴重な物です。
1969年から数年間販売されたルーチェロータリークーペの13Aかと思います。
約50年前に僅か1000台程しか生産されていない車両です。

当時のロータリーエンジンはすぐに壊れ、毎日夜遅くまでエンジンをバラしては組んでいましたので、工場の隅に使えないハウジングとローターが山になっており、珍しいものではありませんでした。
そんな時代でしたので、適当にワイヤーブラシでカーボンを落としていますので傷だらけで、あまり綺麗ではありません。

見た感じ、割れやカケはありませんがブローしたエンジンから外していますので、実際にエンジンに組んで使用することはできません。
あくまでも鑑賞用のジャンク品とご理解頂ける方のみお願い致します。

13Aというロータリーエンジンが存在したことも知らない方が多く、今では現存するものがほぼなく入手は難しいと思います。
しかし、このローターは確かに13Aエンジンが存在した証ですのでお探しの方、ロータリーマニアの方は是非ご検討下さい。

個人的な主観ですが使用できない物とはいえ、40年物ということを考慮すると時間が止まっていたかのように当時の状態を保っている方だと思います。

一番初期の0810系(サイドシール2枚、オイルシール3枚の時代)と同じくらいレア物だと思います。
一度手放すと、もう二度とお目にかかれないものですので、売れなければ引き続き飾っておくつもりです。値段交渉は一切お断りします。
価値のわかる方のみお願い致します。

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